あまたらすリドルスター主人公、童本 隆也は退屈だった。
幼馴染の結愛から誘われた、夜のピクニック。
そんな奇妙な誘いに乗ってしまうほど、とにかく彼は毎日に退屈していた。
星空が大好きな幼馴染と、星空しか取り得の無い町の、星を見る事しか出来ない展望台へのピクニック。
そんな誘いに乗るのだから、隆也もよほどの星好きかと思えるだろうが、そんな事は無い。
隆也は星が嫌いだった。
にも関わらずこの誘いに乗った訳は、ただただ純粋に、物凄く退屈だったからである。
空に一筋の流れ星が流れ、慌てて、何か楽しい事がありますようにとお願いする結愛。